2017.02.13 【英語学習】 いまさら聞けない、省略形いろいろ
どもども、Captainです。
今回は正式な文章ではお目にかからないけど、日常会話などでは頻出の省略形について書こうと思います。
ain’t
is not が isn’t これは中学生レベル(今だと小学校?)ですね。ではこれはどうでしょうか?
ain’t
僕はこれ学生時代に習った記憶がありません。さらにセブに三か月いた間もレッスンで教えてもらった記憶もありません。
何故か?これはスラングといってもいいようなちょっと下品な印象を与える省略形なんですね。完全に話言葉。でも英語の歌詞や映画、海外ドラマの中だとちょー頻出です。
ain’tは一体何の省略なのかというと、am not, is not, are not, have not, has notの省略です。要は現在形、現在完了形の否定の省略形全部です。
Aerosmithの曲ですが「Ain’t that a bitch」という曲があります。
bitchはスラングなので通常の辞書を引くのはオススメしません。僕はネットのUrban dictionaryを使います。
http://www.urbandictionary.com/define.php?term=Bitch
ここで調べてみると、4番目に
(4) Term used to exclaim hardship.
この意味で使っています。省略形を正しく書くと「Is not that a bitch」になります。意味としては先ほど4番目の意味「とっても嫌な事」を考慮して「なんて嫌なことなんだ」とか「ひでぇもんだ」とかでしょうか。
では次にいってみましょう。
‘em
これも音楽だと頻出ですね。特にロックでは出まくりです。これはご存知の方も多いかもしれませんね。
僕のお気に入りのバンド METALLICAのデビューアルバムのタイトルが「Kill ‘em all」といいます。訳すと「皆殺しにしろ!」的な?(笑)
前に取り上げたMaroon 5のSugarでも使われてますね。
My broken pieces
You pick ‘em up
Don’t leave me hanging, hanging
Come give me some
2行目に’emがあります。そう、themの省略形です。
アメリカ英語だと代名詞はいい加減に発音することが多いので、それを書くと’emとなります。映画なんかで代名詞がよく聞き取れない場合。 him が im みたいに頭のh音が消えてるかもしれませんね。
wanna、gonna
wannaは日本でも一般的ですね。「ワナビー」って聞きませんか? ネットスラングなので聞くというよりは見かけるかもしれません。英語のwanna beから派生して「いつかは、と言ってばかりで努力が伴ってない人(実行しない人)」を揶揄して「ワナビー」と言います。
英語だとナチュラルですね。want toを省略して、wanna。これは非常によく見ますし、レッスン中でも出てきます。さすがにビジネスシーンでは使いませんけど、日常会話で使ってもまったく問題ない省略ですね。
I wanna buy a new camera. = I want to buy a new camera.
じゃあ、丁寧に言うなら? そう、皆さんも知っているお決まりの形。
I’d like to buy a new camera. ですね。likeを丁寧にしたwould like to ~の形は会話でもとてもよく使うので覚えておきましょう!
じゃあ、ものすごく何かをしたい時は?
I’d love to buy a new camera. になりますlikeより強いのでlove。
ちょっとそれちゃいました、gonnaに進みましょう。gonnaも日常会話や歌詞、映画など非常によく耳にします。
「Hey Capt! Are you gonna go to Cebu next month?」(ヘイ、キャプ! 来月セブにいくつもりかい?)
「No, I ain’t gonna go, but I’m gonna go there next January.」(いや、いくつもりはないよ、でも来年1月には行くつもり。)
みたいな感じで使います。そう、「going to」の省略形です。でもどうすればgonnaという音に省略できるのかは僕もわかりません。レッスンの時に講師に聞いてみてください!(笑)
gotta
これもよく見かけるし、聞きますね。それはもういたるところで。
I gotta go.
聞いたことありませんか?「もうそろそろ行くね」とか「もう行かなきゃ」みたいな意味ですね。
wanna や gonnaと似たようなもんだろ、と考えてget toの省略と考えたら意味が分からなくなっちゃいます。gottaは「have to」や、have toをより強調した「have got to」の省略形で「~しなきゃならない」という意味です。
Gotta drink POCARI SWEAT! 「ポカリ飲まなきゃ!」みたいな感じですね。gotta = have to と覚えときましょう。
4つほど受験英語では使わないけど、会話ではとても大事な省略形を紹介してみました。ain’tとgottaは馴染みがない人も多いかもしれませんね。必ずこれらを使わないと相手に話が伝わらないということはないのですが、聞き取れるようにはしておきましょう。アメリカ英語の口語ではほとんどがこれら省略形になります。気軽なメールなんかでも話し言葉に近い英語が使われるのでよく見かけますね。LINEやメッセンジャーになると、ちょっと手に負えないレベルの省略になるので、これはまた別の機会にでも。
Oops! I gotta go now.
See ya!
Captainでした。