2020.01.20 【英語学習?】言語と音楽の関係について
どもどもCaptainでっす。
遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。今年もCaptainコラム、YOLOL Englishをよろしくお願いします。
オリンピックイヤーではありますが、僕個人は去年と変わらずという感じです。去年はセブに行けなったので今年は行きたいんですけど、セブの夏の季節は仕事が入ってくる時期でもあるので、なかなか難しいんですよね…。このままだと行けるのは秋になってしまう可能性も…。
さて、2020年最初のコラムはガチの英語の勉強ではなく、言語と音楽の関係について。
面白い動画をTwitterで見かけたので、紹介したいと思います。
『一流ジャズ・ミュージシャンの語るJ-POPの魅力』に日本語字幕を付けました。グラミー賞にもノミネートされたサックス奏者が、音楽理論を交えながらJ-POPの正体に迫ります。日本語がJ-POPの音楽性に与える影響とは?日本特有のブルースの解釈とは?彼の率いるJ-POPカバーバンドが華を添えます。(1/6) pic.twitter.com/95zEkJqnVa
— LiT|翻訳キュレーター (@LiT_Japan) January 19, 2020
オリジナルの動画はYouTubeにあるのですが、日本語字幕付きのものがTwitterにあります。Twitterの仕様で細切れになってしまってるのが残念。
ジャズミュージシャン、パトリック・バートレーのインタビューなんですけど、J-POPに傾倒していることもあって日本語と英語の違いについてミュージシャンならではの面白い表現をしています。セブに留学していた頃、ティーチャーからこんな話を聞いたことがあります。
「英語はアクセントがあるけれど、日本語はほとんどない。だから英語を日本語を話すように話しちゃうと英語を話す人から聞くと聞き取りにくい英語になっちゃう。」
外国人の日本語に、僕ら日本人が違和感を感じるのは、アクセントが多い日本語になっちゃってるからなんですね。逆に考えると、僕ら日本人が話す英語も発音の上手い下手よりもアクセントがほとんどない英語になってしまってるから、海外の人には聞き取りにくくなってるんじゃないかなと。
ティーチャーは日本語はモノトーンだとも言ってました。そして、インタビューの中でパトリック・バートレーも日本語はアクセントがない。と言ってますね。さらに英語はdiphthongで日本語はnomophthongだとも言ってます。dipthongは二重母音、monophthongは単母音のこと。アクセントの有無と二重母音と単母音の違いはアメリカの音楽とJ-POPの違いに大きく関係していると。二重母音の言語、特に英語はスムーズに繋げやすいので歌詞をつけやすいとかグルーヴが生まれやすい。一方で単母音の日本語は音が流れるのではなく、1つ1つが分かれてしまいやすい。
どういうことかというと、日本語は五十音のどの音にも母音が含まれていて、さらにあいうえおを除いて子音+母音の組み合わせになります。この子音と母音を組み合わせた五十音は他の音とくっつけにくいんですね。英語でいうliaisonがやりにくいわけです。
英単語の発音ではなく、英会話を上手くなるのであれば、こう意識してみてほしいと思います。
音をつなげる、リズムに乗る
まるで音楽ですね。どうしてこう意識してほしいかというと。
「音をつなげる」=二重母音を意識
つまりliaisonです。英語も混ぜると説明しにくいので、カタカナで表記しますけど。
レット イット ビー
じゃなくて
レディビー
ということ。英語は楽をしたがる言葉だって前にも書いた気がしますけど、伝わるなら発音省略しちゃう。Let it beのLetの最後の「t」とitの最初の「i」がくっついてさらに楽に発音するのにtがdに。itのような代名詞はそもそもあまり重要じゃないとみなされることが多いので「i」を発音しとけばわかるでしょという感じで「t」は極々弱く発音するか、省いちゃう。省いた方がそのあとの音と繋げやすいなら積極的にサボるのが英語です。Let it beの例だとitのtは極々弱く発音してます。でも日本人が発音するなら、省いちゃうくらいの考え方の方がいいんじゃないかと思います。音をつなげると考えながら話をするというのが大事。
「リズムに乗る」=抑揚をつける
つまりアクセントです。
Let it beの例だとitの部分が弱くなるのは説明しました。Let it beじゃなくてLet it beなわけですね。(太くした部分がアクセントが強いとこ)
パトリック・バートレーも動画の中で日本語にも、問いかけで語尾が上がるというアクセントがある例は少ないけどあると言ってます。英語はそうじゃないですね。重要なこと、固有名詞とか動詞とかはハッキリ、シッカリ発音する傾向があります。逆に代名詞のようにあまり重要でなさそうな部分は楽をしちゃう。日本語はそもそも代名詞というか主語を省略しがちですよね。英語では主語を省略できないので、弱く発音してると考えるとしっくりくるかもしれません。
昨日お台場に行ったんだ
I went to Odaiba yesterday.
ほら、日本語の方は主語がないですね。でも意味通じますよね?この意識で英語を話すわけですね。
英語らしく聞こえる話し方は音の高さも重要!
もう一つ英語らしく話すのに重要なこと
英語は高い音から低いところに階段状に降りていくとそれらしく聞こえる。というのがあります。
My name is Captain.
Myが一番高くて、name→is→Captainで段々下がっていくと英語を話しているように聞こえます。これはメロディのある歌では参考にしにくいので、英語の映画、海外ドラマ、ニュースなどいろいろな話し方を聞いて慣れるのが近道かと思います。簡単な言葉、セリフだったら真似てみるのもいい方法。上手い人のコピーから始めるのが上達への近道なのはなんだって同じです。
まとめ
オリンピックイヤーで日本に英語を話す人が例年よりも多くなるでしょう。公共交通機関を使ってれば会話が耳に入ってくるかもしれません。いきなり見ず知らずの外国人に話しかけるのはオススメできませんが、自然に耳に入ってくる会話は絶好のお手本です!
つなげる、リズムにのる、高い音から低い音
英会話では発音が上手い下手よりも、ボキャブラリーの多さよりも、上の3つが出来てる人の方が会話が成り立ちやすいと思います。是非英語で話すときは意識してみてください。
それでは今回はこの辺で
See Ya!
Captainでした。